School of Special Needs Education Attached to Faculty of Education, Okayama University
 
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【発達支援室】活動ブログ
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2021/02/08  15:54Tweet ThisSend to Facebook | by:発達支援室

教材紹介(ワークシート編)

身の回りの出来事や友達の言動について、状況や意図が分からず、言葉を荒らしたり興奮したりして、不安やストレスを抱えている様子がうかがえる子どもがいます。本人も「なんでそうなるのか分からない」「何て言ったらいいか分からない」「何がいけなかったんだろう」などと言っており、困難さを感じているようです。日々の生活の中で、大人とやりとりしながら書いてまとめていくことで納得して落ち着くこともあったので、以下のようなワークシートを使って、状況を順序立てて整理すること、自分の発言の意図が相手に正しく伝わっているか、正しく伝えるためにはどうすればよいかを考えることを自分で行おうとする姿を目指した取組を行いました。そこで使用した教材の一つとして、ワークシートを紹介します。

 

指導内容

・気になった出来事ことについて、教師とのやりとりを通して、順序立てて整理する。

 

 

指導内容

・自分の考えや思いと実際の言動を比較し、相手に正しく伝わっていたかを振り返る。

・どのように伝えれば、相手に自分の思いが伝わるかを考える。



2021/02/08  15:00Tweet ThisSend to Facebook | by:発達支援室

教材紹介

時間における自立活動の指導(抽出の指導)ではこのような教材を使って指導しています。

例) ◆◆◆さんの 短期目標
「カード(絵・文字・写真)を見たり,簡単な言葉を聞いたりしながら,正しく情

報を受け止め,課題を完成することができる」

<ビーズとおし>


★具体的指導内容★
教師の「小さい赤」などの言葉を聞いたり,絵カードを見たりして,正しい色・大きさ・形のビーズを取り出し,順番にひもに通す。

 

 


<文字パズル>

 

★具体的指導内容★
教師の「黄色の三角」などの言葉を聞いたり,指さしの手掛かり(完成形の写真)を見たりして,色・形・向きなどを理解して,パズルを完成する。


 

100並べ>


★具体的指導内容★
教師の提示する数字カードを順に並べたり,並べた数字カードの中から,教師の「15をください」や「1~10までください」などの言葉を聞いて,該当する数字カードを教師に手渡したりする。

 



2017/01/16  18:30Tweet ThisSend to Facebook | by:発達支援室

研究発表会に向けて

 冬休みが終わり、支援室での自立活動の時間における指導が、再び始まっています。これまでの授業の積み重ねもあって、長めの休みの後でも、今までと変わらないペースで学習している姿が見られます。
 1月21日の土曜日に本校の研究発会が開催されます。発達支援室を含めて8つの授業を公開する予定となっています。参加される方からのご意見、ご感想をお聞きして、今後の指導に役立てていきたいと考えています。


小学部児童の自立活動 時間における指導の様子

2016/09/01  10:59Tweet ThisSend to Facebook | by:岡山大学教育学部附属特別支援学校

平成28年度公開講座

 8月30日に開催された本校の公開講座へは,県外からの参加者も含め100名を超える教育関係者の方に参加をしていただきました。

 ノートルダム清心女子大学の湯澤美紀先生から「ワーキングメモリ理論を活かした授業づくりと個別指導」というタイトルでお話をしていただきました。
 ワーキングメモリに関する理論を分かりやすい図や具体を取り上げながらお話をしていただいただけでなく,実践ではどのような指導をしていけばよいのか,学習支援の方法を例示しながら説明をしていただきました。

 参加者の皆様からは,「WM(ワーキングメモリ)の理解が深まった。」「特別支援学級の指導だけでなく,通常学級の指導にも生かせそう。」「自分の指導法を振り返り,改善をするよいきっかけとなった」「あっという間だった。まだまだお話を伺いたい。」との感想が多く聞かれました。

 早速,新学期から目前にいる子どもたちへの指導に生かせそうな内容ばかりで,指導者,支援者の意欲が高まる講座となりました。



2016/06/02  21:22Tweet ThisSend to Facebook | by:発達支援室

運動会を終えて


 先日、本校の運動会が開催されました。
 薄曇りで、途中小雨も降りましたが、無事すべてのプログラムを実施することができました。来賓の方、地域の方、同窓生の方、保護者の方、ボランティアの方等、多くの方々に支えていただき、ありがとうございました。

 運動会では、多くの種目がありましたが、各学部それぞれにたくさんの工夫がされていました。


 小学部の演技では、キリンやサル、くま等、子ともたちの興味や関心を高める工夫をして意欲を高めていました。

 中学部の演技では、写真では分かりづらいですが、生徒の立ち位置を示す顔写真入りのカードが貼られていたり、ケンステップを置かれていたりして、その位置でダンスを踊ったり旗を振ったりしていました。

 高等部の演技では、ラインを基準に隣の友だちとの間隔を自分でとって、1列に並んで、うらじゃの踊りを披露していました。

 それぞれの演技を見ていると、各学部で児童生徒の生活年齢に合った形での演技構成や準備物の工夫がされているのだと感じました。個別の支援の工夫と共に、ライフステージに合わせた演技内容といったものを感じました。

 これからますます暑さが増してきますが、子どもたちが元気で、力をしっかり発揮できるような活動を行っていきたいと考えています。

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