保健室は子どもたちのこころとからだの健康・安全な生活を支えます。
ご家庭での健康観察のお願い
本校では、一日を通して気になることがあれば、早めに対処できるよう、健康観察をとても大切に考えています。ご家庭でも、必ず登校前の健康観察をお願いいたします。
健康観察のポイント
- 熱はないか
- 食事や睡眠の様子はどうか
- いつもと違った様子はないか
- 発作などの様子はどうか
- 尿や便の様子はどうか
- 皮膚の状態はどうか 等
出席停止
学校保健安全法施行規則により出席停止の取り扱いをする病気と、その期間の基準の一覧を以下のPDFにまとめています。
・出席停止の対象となる病気及び出席停止期間の基準(2024年)
医師から登校の許可が出て登校する際には、治癒証明書または罹患報告書を提出してください。インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症は罹患報告書(保護者が記入)、その他の病気は治癒証明書(医療機関が記入)となります。
治癒証明書、罹患報告書は学校でも配布しています。担任または保健室に必要な旨お伝えください。
学校における薬(服薬・点眼・塗り薬等)の取り扱いについて
本校では、保護者から依頼があった場合に限り、保護者にかわって与薬をしています。安全かつ適切な与薬を行うために、下記を参照のうえ、別紙「与薬依頼書」と「薬剤情報提供書」(薬の説明書)の提出をお願いします。
次のことが満たされないと、学校職員が医薬品の使用の介助を行うことはできません。
- 医師の診断・処方を受けている者であり、教育時間中に与薬が不可欠なもの
※市販薬や保護者判断で持参された薬は、学校では使用できません。 - 与薬依頼書(別紙)を提出してください。
※「与薬依頼書」は、下記より印刷していただくか、学校にも用意しています。
・与薬依頼書(短期)は、風邪薬等の一時的な薬
・与薬依頼書(長期)は、抗不安薬等の継続的な薬 - 薬剤情報提供書(薬の説明書)があれば、写しを一緒に提出してください。
- 内服薬は、必ず1日1回分ずつ持参してください。(まとめて数日分はお預かりできません)。その際、薬包や容器に必ず氏名を記入してください。
- 頓服薬等、学校での判断が必要な薬はお預かりできません。
修学旅行や宿泊学習等の学習時の与薬については別途連絡します。
不明な点等がある場合は、担任または保健室に連絡してください。
健康相談
学校医(内科、小児神経科)、学校歯科医、学校薬剤師による健康相談を年2回実施しています。それぞれ専門の先生方にアドバイスをいただける機会なので、ぜひご活用ください。
学校保健委員会
本校では年1回学校保健委員会を開催しています。PTA役員の方だけではなく、すべての保護者が参加可能で、オンラインでの参加も可能です。
1年間の健康診断、保健に関する取り組み、給食についてなどの報告、学校医、学校歯科医、学校薬剤師の先生方からの助言もあります。
健康診断
本校の健康診断の特徴
- 医師と事前に打ち合わせを行い、検診手順の確認・児童生徒の実態や配慮事項について伝える。
- 各検診に手順書を用意し、検診場所に掲示や個別指導に利用する。
- 岡山大学病院より実際の歯科診療台を譲り受け、歯科診療台で歯科検診を実施。歯科医院受診の練習を兼ねている。
- 事前練習の実施(実際の器具使用)
- 個に合わせた検診方法や検診環境の調整、無理はしない。
- 医師の服装は児童生徒の実態に合わせる。(より医療機関に近い雰囲気で行うため内科検診は中学部2年生以上で白衣を着用。)
健康診断の実際
保健教育
- TTによる保健教育
- 保健の授業への参加
- 個別指導
・小学部高学年の女子に月経に関する個別指導を実施。
月経の仕組みや月経時の対応、ナプキンの付け方などを個別に指導し、指導内容を保護者と共有。
緊急時に備えた体制整備・研修の実施
緊急時に備えた体制整備
- 各教室に緊急時アクションカードと緊急時ファイル、校内救急体制の表を整備。
- その日の各学部の教員や管理職の動きを保健主事や管理職と共有。
- 慌てていても、誰でもわかるように物品を整備。
研修の実施
- 年度初めに外部講師を招いて心肺蘇生法、AED、気道異物除去の研修の実施。
- 水泳学習開始前に、プール緊急対応訓練を学部ごとに実施。
- 夏休みに全教職員で緊急時シミュレーションの実施。
- 学校医、学校薬剤師の先生の指導で食物アレルギー、エピペンの使い方の研修の実施 など