進路指導
進路情報通信「羅針盤」
進路指導の基本的な考え方
「一人一人が高等部卒業後の生活を豊かに、そして、社会に積極的に参加していく」という願いを達成させていくために、生徒自らが進路を選択し、決定できる力や、自分の生きがいを見付け、深くかかわろうとする意欲を育てる指導です。これらの指導は、学校の教育活動全体を通して、計画的、組織的に展開されていくものです。
(「進路指導のとらえ」 2002, 研究紀要第14号)
進路指導の方針
小、中、高等部で大切にしていること(「進路指導のとらえ」 2002, 研究紀要第14号)
小学部、中学部
- 基本的な生活習慣を身に付ける
- 意欲的に取り組める活動を身に付ける→意欲的に取り組める活動を増やしていく
- 人と楽しくかかわる経験を積む→人との適切なかかわり方を身に付ける
- 集団で楽しく活動する経験を積む→集団の中での所属感や役割意識をもつ
高等部
- 基本的な生活習慣を確立し、自分の生活を主体的に組み立てていく
- 自分の適性を知り、卒業後の進路を具体的に考えていく
- 他者の気持ちや立場を考え、適切な人間関係を築く
- 集団の中での自分の役割を理解し、任された仕事を責任をもってやり遂げる
- 働くことの意味や価値を知り、職業についての知識を深める
※小学部、中学部で大切にしていることは、教育活動全般で大切にしていることであり、その積み上げが高等部の進路指導につながっていくと捉える。そして、高等部では、卒業後 の生活に直結する職業への意識について項目を追加した。
卒業生の進路状況
生徒数 | 進路先 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
卒業年次 | 男 | 女 | 計 | 就職 | 家業 | 施設 | 進学 | 就労B | 自立訓練・就労移行 | 生活介護 | その他 |
昭和45年~平成30年 | 285 | 167 | 452 | 238 | 20 | 186 | 1 | 6 | |||
令和元~4年 | 16 | 14 | 30 | 8 | 0 | 0 | 11 | 8 | 2 | 1 | |
令和5年 | 5 | 2 | 7 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 | 0 | |
合計 | 306 | 183 | 489 | 248 | 20 | 186 | 1 | 12 | 9 | 5 | 7 |
※昭和45年度が第1期
※就職は、就労継続支援A型事業所を含む
※令和元年より施設を就労B、自立訓練・就労移行、生活介護に分別する。
高等部卒業生の就職先
※令和元年~5年
就職先 | 人数 |
---|---|
スーパー品出し | 1 |
木材加工 | 1 |
保育園補助 | 1 |
軽作業 | 1 |
運送業仕分け | 1 |
小売店惣菜加工 | 4 |
病院内の搬送業務 | 1 |
合計 | 10 |

